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円安持続なら株価上昇〔私の相場観〕

2017/02/08 株式会社 時事通信社
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水戸証券投資情報部長・豊田英男氏  年初の株式相場は季節性があり、米ダウ工業株、日経平均株価とも騰落率がマイナスとなることが多い。年末に株価が上昇し、年明け後は売りやすくなるためだ。1月の日経平均の軟調な推移は例年通りだが、米国はトランプ大統領の就任を受け、ダウが史上初の2万ドルを付け、日米株価の動きには乖離(かいり)があった。  今後の注目点はやはり為替相場だ。日本の上場企業の多くは、円安でないと利益が上がりにくい。昨年11月中旬時点の全上場企業の想定為替レートは1ドル=約106円で、現時点の円相場でも十分に増益が予想できる。3月期決算企業の利益が10%程度上方修正される可能性もある。このため、週末の日米首脳会談を含め、トランプ大統領の政策による新たな混乱や円安の傾向に大きな変動がなければ、今年度末の日経平均は2万1500円に上昇するとみている。(2017/02/08-15:11)

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