ミュンヘン再保険、16年純利益は16%減=災害に伴う支払い増で
2017/02/08
株式会社 時事通信社
【フランクフルト時事】再保険世界最大手のミュンヘン再保険が7日発表した2016年決算は、純利益が前年比16%減の26億ユーロだった。自然災害に伴う保険金支払いの増加が響いた。 総保険料収入は3%減の489億ユーロ。営業利益は17%減の40億ユーロだった。 中核事業の再保険部門は、営業利益が32%減の28億ユーロ。16年5月にカナダのアルバータ州で発生した大規模森林火災など、自然災害に伴う保険金の支払いの増加が収益を圧迫。収入に対する事業費と支払保険金の割合を示す「コンバインド・レシオ」は95.7%と、前年の89.7%から上昇した。 一方、元受け保険子会社エルゴは、営業利益が67%増の10億ユーロと増益だったが、リストラの影響で部門別純損益は4000万ユーロの赤字となった。(2017/02/07-19:22)
この記事の情報発信者
株式会社 時事通信社
時事通信社は、日本の代表的な通信社として、速報性と専門性を兼ね備えたニュースを新聞社、放送局だけでなく、金融機関、官公庁、ポータルサイト向けなど、様々な分野に提供しています。