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相場は分岐点〔私の相場観〕

2017/02/03 株式会社 時事通信社
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岡三オンライン証券チーフストラテジスト伊藤嘉洋氏  株式市場は分岐点に差し掛かっている。昨年秋の米大統領選後、トランプ氏の経済対策への期待感から相場は上昇したが、年明け以降は保護主義的な発言や日本の為替、金融政策への批判を嫌気して調整色が強まっている。足元の相場はまさに踊り場局面だ。  トランプ大統領の予算教書演説や上下両院合同会議での演説は2月中にも行われる。これを受けて、大規模公共投資や金融規制の緩和など経済対策のどれか一つでも具体化に動きだせば「トランプ相場第2幕」のきっかけとなるだろう。日経平均株価は3月末にかけて2万円を目指す動きに戻っていくとみている。  国内景気は世界経済の回復などで緩やかな回復基調にあり、本格化している4~12月期の企業決算も良好なものが目立っている。もみ合いが続く相場環境では当面、好業績の企業を個別に物色していく投資戦略が良いだろう。(2017/02/03-14:46)

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株式会社 時事通信社

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