取引所社長にインサイダー疑惑=合併協議公表前に株取得-独
2017/02/03
株式会社 時事通信社
【フランクフルト時事】ロンドン証券取引所(LSE)との合併で合意したドイツ取引所のケンゲター社長に対し、独検察当局が合併協議発表前の自社株取得について、インサイダー取引容疑で捜査していることが2日、分かった。合併計画に影響が及ぶ可能性もある。 社長は2015年12月、ドイツ取引所の株式計6万株を450万ユーロ(約5億5000万円)相当で購入したが、この2カ月後にLSEとの合併協議が発表され、株価が急伸した。ドイツ取引所は役員報酬制度に基づく取得だと説明している。 ドイツ取引所は1日、検察の捜索を受けたことを公表。検察側は2日になって、容疑がインサイダー取引であると発表した。(2017/02/03-14:03)
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