アフラックの10~12月期、営業減益=1株利益は予想上回る
【ニューヨーク時事】米医療・生命保険大手アフラックが31日発表した2016年10~12月期決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比5.6%減の6億3000万ドル(約710億円)となった。純利益は3.0%増の7億5100万ドル。前年同期に比べ円相場が対ドルで約11%上昇し、主力の日本市場の業績が大幅改善した。 希薄化後の1株当たり利益は1.84ドルと、市場予想平均(トムソン・ロイター調べ)の1.63ドルを上回った。 総収入は、12.0%増の59億5500万ドル。日本事業の収入はドルベースで10.2%増の40億ドル。期中平均の為替レートは1ドル=109円10銭と、前年同期の121円54銭から大きく円高に振れた。保険料収入は11.7%増の34億ドル、投資純利益は2.8%増の6億2900万ドル。円ベースではそれぞれ、0.2%増、7.6%減にとどまった。 米国事業の収入は2.6%増の15億ドル。保険料収入が2.2%増の14億ドル、投資純利益が4.0%増の1億7700万ドルだった。 16年通期の総収入は前期比8.1%増の225億2900万ドル、営業利益は5.3%増の28億1200万ドル、純利益が5.0%増の26億5900万ドル。 アフラックは17年通期の1株当たり営業利益について、為替レートを1ドル=108円70銭とした場合、6.40~6.65ドルとの見通しを示した。(2017/02/01-07:44)
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