キャリア
〔トップ登場〕営業現場を元気に＝みずほ銀行の藤原弘治次期頭取
2017/02/01
株式会社 時事通信社
「営業現場を元気にしたい」。みずほ銀行頭取に４月に就くみずほフィナンシャルグループ（ＦＧ）の藤原弘治常務（５５）は、顧客第一主義の徹底を掲げる。超低金利の長期化や、ＩＴを活用した革新的な金融サービスの登場で環境が激変する中、みずほＦＧの「長男」の重責を担う覚悟だ。 企画部門が長く、旧３行統合には事務局として参画。佐藤康博ＦＧ社長は「（水戸黄門の）助さん格さん」のような存在と全幅の信頼を寄せる。 ２度目の大規模なシステム障害では、ＩＲ部長としてＦＧの株主への説明の矢面に立った。「負の歴史があっても見放さなかった投資家に恩返しをしたい」と業績向上を誓う。 みずほ信託銀行、みずほ証券などと顧客基盤を共有し、「グループの英知を結集する」ことが課題。業績面で三井住友フィナンシャルグループの後塵（こうじん）を拝しているが、「十分追い抜く手応えを持っている」と強い対抗心を見せる。 「優秀な企業人である前に、思いやりのある良き社会人であれ」と話す。休日は妻と散歩することが多く、草野球も楽しむ。（2017/01/31-21:03）
〔写真説明〕みずほ銀行頭取就任が決まり、記者会見する藤原弘治みずほフィナンシャルグループ常務＝３１日午後、日銀本店
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