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中田大和証G次期社長:グローバルにM&A展開=独立系の存在意義高まる

2017/01/31 株式会社 時事通信社
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大和証券グループ本社は30日夕、東京都内の同社本社でトップ人事に関する記者会見を開いた。4月1日付で社長に昇格する中田誠司副社長は「業界でクオリティーナンバーワンの会社を目指す」と抱負を述べた。具体的には、引き続き国内業務に軸足を置きながら、「M&A(合併・買収)をグローバルにもっと展開したい」と強調。特に堅調な経済動向が見込まれる米国で積極的に行う意向を示した。  中田氏は「(証券)会社(自ら)が意思決定できることが大事。(弊社のような)独立系証券会社の存在意義はますます高まっている」と発言。銀行との経営統合や提携などの可能性について、否定的な考えを示唆した。  また、新たな事業展開については、アジアを重視し、現在シンガポールで手掛ける富裕層向け事業を他地域でも展開したい意向を示した。  一方、日比野隆司社長は中田氏を後任に選んだ理由について「頭脳面に優れ、営業の突破力もある。お世辞抜きでオールラウンダーと言えるけうな存在」と指摘。中田氏本人への後継指名は2週間ほど前に行ったとし、「昨年(中田氏が)最高執行責任者になって、本人も覚悟し、じわじわと以心伝心で伝わっていったと思う」と述べた。   また、自身の約6年にわたる社長在任中の成果として日比野氏は「ちょっとやそっとでは赤字に陥らない強じんな経営体制を確立できた」と語った。(2017/01/31-08:16)

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