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東芝不正会計で提訴=株価下落の損害請求-信託各行

2017/01/30 株式会社 時事通信社
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2015年に発覚した東芝の不正会計問題で、三菱UFJ信託銀行など複数の信託銀行が、株価下落で損失を被ったとして、東芝に損害賠償を求める訴訟を起こすことが30日、分かった。三菱UFJ信託の請求額は10億円程度。  信託銀行は、年金基金などが運用する株式や債券などの資産管理を手掛けている。東芝が15年4月に不適切な会計処理の疑いがあると発表以降、同社の株価は下落。三菱UFJ信託は資産の目減り分を、同行が出資する日本マスタートラスト信託銀行とともに3月末に東京地裁に提訴する方針だ。  三井住友トラスト・ホールディングスとりそな銀行が出資する日本トラスティ・サービス信託銀行、みずほフィナンシャルグループが出資する資産管理サービス信託銀行も提訴を検討している。東芝広報・IR部は「提訴の事実を認識していないのでコメントできない」としている。   これまでに年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の資産管理を受託する信託銀が約130億円を求めて提訴したほか、個人や海外の機関投資家も同様の訴訟を起こしている。(2017/01/30-15:54)

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