三井住友銀と日興、富裕層向け事業を見直し=運営主体からバークレイズ離脱
2017/01/26
株式会社 時事通信社
三井住友銀行とSMBC日興証券は25日、英金融大手バークレイズ・バンクと共同運営してきた富裕層向けの資産運用事業を4月から見直すと発表した。バークレイズは、運営主体から離脱し、商品・サービスの供給に特化する。共同事業の清算に伴い、日興はバークレイズに事業清算金約110億~120億円を支払うため、2016年10~12月期決算に特別損失を計上する。特損額など詳細は、決算発表時に公表する。 3社は10年からSMBC日興証券で、富裕層向けの資産運用業務を共同で手掛けていた。預かり資産は約4500億円で、毎年平均約30億円規模の税引き前利益を出してきた。見直し後も、バークレイズの富裕層向けのサービスは引き続き提供するほか、SMBC信託銀行などグループ他社の金融商品などのラインアップを強化する。(2017/01/26-14:18)
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